そして誰もいなくなった

以前の日記で、このままロムニーさんに決まっちゃうのかなぁと適当なこと書いていたら見事にまだまだ続く大騒動に。ロムニーさん確定か、なんて適当な事書いてた人はほんとごめんなさいしないといけないよね。ごめんなさい。でもまぁいつもの伝統的アメリカ予備選と言ってしまえばそれまでなんですけど。


ロムニー候補 低い納税率判明 NHKニュース
これもやっぱりいつものアメリカ流ネガティブキャンペーンではあるのでしょうけども、しかしまぁタイミングが悪すぎますよね。せめて前回か前々回ならまだそんな『金持ち自慢』も通用したかもしれませんけど、是正できない格差問題などついには「資本主義ヤバイ」とまで言われている現状で、その攻撃はあまりにもクリティカル過ぎます。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34408
そして見事にオバマさんの格好のネタにもなってしまうと。この辺の機を読む辺りはさすがだなぁと感心してしまいます。ともあれこれでまたまとまり掛けていた共和党は分裂しちゃうんでしょうね。何という典型的負けパターン。


時事ドットコム:ギングリッチ氏が支持率首位=ロムニー氏抜く−米大統領選
そして一躍躍り出たのが自らの離婚歴に纏わる問題を巧みにマスコミ批判へと摩り替えた*1ギングリッチさんなのでした。保守色のあまり強くないフロリダでこうなってしまう辺り、「主役が最後にやってくる」という感じなのでしょうか。
「20年までに月基地を」、ギングリッチ氏の主張に失笑 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
と思いきや、期待を裏切らずに速攻でこうなると。ですよねー。ギングリッチさんはまぁ元々下院議長時代からアレで有名な人でしたし、こればっかりは全然不思議ではないのが泣ける話です。でもそうすると、まさかの全員死亡エンドなわけです。そして誰も居なくなってしまいました。こんな状況で明日のフロリダは一体どうなっちゃうんでしょうね。見事に泥沼の様相になってきた構図。次回予告には「君(候補者達)は生き延びることができるか?」とでも付けておけばいいんじゃないでしょうか。


しかしまぁ、うちの日記としては話の流れ的に見事にオチがついた形なのでしてやったり感です。
不毛な『保守の救世主』選抜の末路 (前々回)

(それでも)『保守の救世主』探しがやめられない(前回)

そして誰もいなくなった(今回)

*1:「報道メディアの破壊的で悪意のあるネガティブな性質がこの国を統治することを難しくし、品行方正な人々を公職に立候補することから遠ざけている」ギングリッチ氏元妻「不倫認めろと要求された」、米共和党予備選に影響か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News