次の「なんちゃらゲート」候補たち

オバマさんの憂鬱な五月。


米内国歳入庁の不適切な税審査―問題は広範に - WSJ.com
リビア領事館事件めぐり米国で党派対立再燃 次期大統領選にらみヒラリー氏批判 +(1/2ページ) - MSN産経ニュース
米政府がAP通信記者の通話記録を入手か、2012年の2カ月間| ワールド| Reuters
ということで選挙も乗り切りついでに経済も上を向いてきたおかげで、二期目の「死に体」化もなんのそのと安定した政権運営に入るかと思いきや、オバマさんに逆風が吹きまくっております。しかも一つじゃなくてここ数週間で一気に噴出というレベル。いやまぁ経済や外交といった基礎部分が安定しているだけに、相対的にこうした問題が目立っているとも言えるのでしょうけど。


  • 米司法省によるAP通信への記録押収
    • テロ計画報道でAPの電話記録を押収=米司法省 - WSJ.com
    • AP通信の独自ニュース(イエメン発米国行き旅客機で爆弾を爆発させるテロ計画)の取材源を探るため、その通話記録をひそかに収集していた問題。
    • 厳密に言えばこうした行為は「違法」ではないものの、しかしだからといってやり過ぎていいのかというとやっぱりそうではないわけで。報道機関への強制的な調査であれば特に。
    • 「AP通話記録収集、米報道官「機密漏洩は許せない」」 News i - TBSの動画ニュースサイト
    • やっぱり日本と同様、あまりにも乱暴にやりすぎると政権そのものがメディアから嫌われてしまうことにもなりかねない。上記ただでさえ色々あるというのに、こうしてメディアとの関係にまでヒビがはいってしまうと、逆風は益々強くなってしまいそうですよね。

本命としてはやっぱり二番目のIRSゲートでしょうか。このあたり『アメリカの分裂』という視点からすると、決定的なアメリカ市民間にある政治的憎悪の引き金となりかねないし、そもそもの公共機関への信頼性という点までも踏み込んでしまいかねない。同時にまた『大統領選挙』に関わるスキャンダルでもあるわけで。
こうした問題は一体どこまで燃え広がるのか。やっぱりどこまでいっても他人事なので、胸のドキドキ、止まらないよ!(日朝アニメ風)