欧州に「コップの水が溢れる」瞬間はやってくるか

移民アレルギー発症までの猶予はあとどれくらい?


時事ドットコム:EU最大の懸念は「移民」=経済・失業上回る−世論調査
もちろん多かれ少なかれ以前からずっとあったわけですが、そうした懸念がこうして「一位」になるってこと自体が結構衝撃的なニュースだなぁと。
彼ら自身が率先して火をつけたとまでは言いませんけど、どう考えてもロクでもないことになりそうだった騒乱を無為無策のまま放置(シリア)したし、自分から近所であるアフリカ北岸地域の安定を致命的に破壊(リビア)したし、挙句には半ば直接に火に油を注いだり(ウクライナ)したし。まぁ概ね自業自得なんですが、そらそうなるよねぇと。
かくしてヨーロッパにはこれまで以上に難民たちが流入しまくり不満は蓄積しつつある。進撃する難民たち。いっそヨーロッパを囲む『壁』でもあれば良かったのにね。
時事ドットコム:招いた覚えはない=殺到する移民を非難−チェコ大統領
EU各国、地中海難民受け入れで調整難航  :日本経済新聞
地中海渡ろうとした難民の死者、今年既に2000人以上 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
難民急増に悩むドイツ、襲撃事件が続発 亡命希望者の割り当て政策、受け入れ側の小さな村が抱える不安 | JBpress(日本ビジネスプレス)
――っていう風に少なくない人が実際に考えている所が今のヨーロッパで面白いところでもあるんですけど。汚れた外界との壁を望む人たち。

 ドイツは昨年、欧州連合EU)で最大数の亡命申請者を受け入れたが、他の欧州諸国と異なり、極右政党が選挙で成功を収めることはなかった。むしろ、難民数の増加への不安は、難民希望者の保護施設に対する襲撃という形で表出した。

 今年上半期には、ナチスのシンボルの落書きから建物の放火まで、難民収容施設に対する200件近い襲撃事件がドイツ当局に記録されており、昨年の175件から増加している。

難民急増に悩むドイツ、襲撃事件が続発 亡命希望者の割り当て政策、受け入れ側の小さな村が抱える不安 | JBpress(日本ビジネスプレス)

本邦でも最近ナチス支持者どうこうで結構なニュースになっていましたけども「本場」ではやっぱ次元が違うよねぇと。日本でのそれは日本人なのにアーリア優越な旗を振るのって死ぬほどバカな話にしかならないと思うんですけども、自称優越民族なナチスな人たちがこうして移民排斥をやると結構シャレになりませんよねえ。


既に極右政党の伸長という形で不満は蓄積し、徐々にコップに水がたまりつつあるヨーロッパ。
移民アレルギーの限界点=やがてコップから水があふれてくる瞬間はやってくるか?