見事に事前の予想通りに決着しました。何も決めない事を決めたぜ!的なアレ再び。
- アメリカ
- 何もチェンジできなかった。
- 日本
- 友愛なんて何の役にも立たなかった。
- 欧州
- ロシア
- 途中退席して唯一の勝ち組。
- 中国
- 何故か途上国のリーダー面。「削減するとは言った!が!本当に削減したかどうかの検証はしない!」と、利根川さん!?
- その他途上国
- ギブミーマネー。
結局のところ、「環境問題はイデオロギー」という事を改めて証明したようにしか見えない。
推進派は妥協する事を社会の堕落と見なすし、反対派は妥協する事を政治的敗北と見なす。しかもその妥協の過程において、最も重視されるのは「全員が得をするよりも、相手よりも少しでも利益を出す・損をしない」という外交のパワーゲームでしかない。この状況において、地球がやばいから皆でどうにかしようという正義は完全に無視される。
ぶっちゃけて言ってしまえば、環境保護を題目にした壮大な足の引っ張り合い。正しく国際政治です。
このような状況下でクライメート事件のような問題を考えた時、「クライメート事件では地球温暖化という事象そのものは全く否定されない」という見方は確かに正しいものの、では上記のような環境問題というイデオロギーに対してどういう影響を及ぼすかと言えば、それはネガティブな影響しか考えられないわけで。
その意味で、確かにクライメート事件は「地球温暖化」には大して影響を与えない。しかし間接的な影響はかなり大きいんじゃないかと。
パワーゲームは益々白熱する。
こうして見ると欧州の魂胆は成功しているように見える。世界の中心ヨーロッパよ再び。