最終的に行き着くのは「軌道上兵器」とか

なぜ普天間基地移設先は沖縄県内でなければならないのか : 週刊オブイェクト
なるほど。「ヘリ航続距離」の問題であると。

普天間基地移設先は沖縄県内でなければならない理由・・・それは、地政学などといった御大層な代物を持ち出すまでもありません。事は単純に「ヘリコプターの航続距離の関係」だからです。

海兵隊の大型強襲ヘリコプターCH-53E「スーパースタリオン」は2000kmのフェリー航続距離を持ち、戦闘時にはその半分1000km以下の航続距離となります。戦闘行動半径は500km以下、装備状態にもよりますが300〜500kmぐらいです。

それでは先ず台湾海峡有事を想定してみましょう。この際に日本政府は有事法を発動し、真っ先に下地島空港を接収、在日米軍に引き渡します。そして普天間基地の米海兵隊ヘリコプター部隊は、戦況次第で急ぐ必要がある場合は、強襲揚陸艦の到着を待たずに普天間基地から飛び立ち、台湾の首都・台北に直接ヘリボーン降下し、米軍による直接介入を果たします。そして帰りは下地島空港に降りて、燃料を補給して普天間基地に戻ります。普天間-台北-下地島は約1000kmで、これなら空中給油無しで作戦を行えます。

なぜ普天間基地移設先は沖縄県内でなければならないのか : 週刊オブイェクト

昔は飛行機の航続距離。そしてミサイル射程に。で、今はヘリコプターの航続距離の問題だったと。技術革新で越えてきたハードルは、しかし、それと共に兵器に要求されるハードルもどんどん上がっていると。
沖縄の苦難はいつまで続くのか。


そんな技術革新とハードルの上昇は、最近流行っているかつての「核密約」では確かに沖縄に有利に働いた。最早それを沖縄に置く必要は無くなったから。しかし上記のような例ではまだそうはなっていない。
さようなら核密約。こんにちはヘリ後続距離。がんばれ技術進歩。


こんな射程距離とか航続距離とかの話を考えると、最終的に行き着くのは「衛星軌道上兵器」なのかなーと思う。最強ですよね響き的に!
で、「ラグナロク」とか「グングニール」とか「カイラスギリー」とか「アルテミス」とか「メメントモリ」とか言われちゃうんですよかっこいい。
対地衛星兵器わっしょい!