本気なオタクな人がグッズや中の人に本気を出してしまう理由

兵士「俺たちは国の為なんかじゃない、仲間や家族の為に命を掛けるんだ!」

よく戦争モノの物語の中でそんなセリフが語られるじゃないですか。「戦場で兵士は国家とか大義とかそんな概念的な曖昧なものじゃなくて、もっと物理的で直接的なもの、多くの場合は戦友・仲間の為に戦うのだ」的なあれ。


さて置き、一部オタクさんが暴れちゃう事件がネット上でよくニュースになったりしますよね。今日もやられやくさんの所から最近のやつを引用すると、
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他にもあとはまぁ毎夏冬恒例のコミケでの例とか。きっと今年もそんな事件が起きちゃうんでしょう。開場ダッシュとか開場前のサークル参加者間争いとか購入数制限とかなのは枕カバーとか。
とにかくそんな「本気な」オタクの人々が暴れてしまう状況。悲しいやら情けないやら笑えるやら、ではありますが、どちらにせよよくある話です。


で、上記のようなニュース見るとよく最初の話を思い出してしまうんですよね。本気なオタクな人が暴れる理由と兵士が戦場で命を賭ける理由、の類似性を。
兵士たちが概念的な国や正義などよりも仲間の為に命を張るんだ的な美談と、本気なオタクの人が概念的で二次元なキャラよりもずっと本気でそれこそ(社会的な)生命を賭けてまで直接的で三次元なグッズやら声優やらの為に争うんだ的な美談(?)、は一緒の話なんじゃないかと。
彼らはどちらもその最初の取っ掛かりはともかくとして、追い込まれた状況・最終的な状況にまでいくと結局そんな物理的や直接的な何かに「救い」を求めてしまうんですよね。


オタク「俺たちは非実在なキャラの為なんかじゃない、商品やグッズ、中の人の為に命を賭けるんだ!」

そういう話として見ると、彼らの行動も理解できる。
かもしれない。