生まれる時代を間違えたひと

みんな大好きアメリ中間選挙のお話。


オバマ大統領、躍進の共和党に協調呼びかけ 米中間選挙 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.cnn.co.jp/usa/30000770.html
Opinion & Reviews - Wall Street Journal
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ということで概ね事前調査通りに決着しました。おつかれさまです。まぁぶっちゃけ半年位前から予想されてたお話ではありますよね。

無党派有権者ジョージ・W・ブッシュ政権の末期、民主党を議会の多数派に躍進させる原動力となったが、今回の選挙では、同じ民主党に対して強く不支持を表明し、8120億ドルの景気対策、炭素税、医療保険制度改革という、不況をもたらした3つの施策に拒絶反応を示した。

Opinion & Reviews - Wall Street Journal

景気対策に失敗したオバマさん。でもそこまでなら、それだけならまだ、致命傷にならずに済んだんですよね。
引用先にもあるように、あれほどこだわった医療保険改革でさえ国民の約半数は未だに(ティーパーティ程ではないにしても)不支持をしていて、ついでに炭素税(キャップ&トレード)も成立の目処さえもたたなかったのは、「何で今それをやる必要があるんだ?」というアメリカ国民の反応であると。


その意味で、今回は経済問題でありオバマさんを擁護する「景気が悪かったから選挙で負けるのも仕方ない」という言説は、半分位は正解に近い。今回民主党の敗北はその経済対策の不備にあると。しかしその残りの半分では同時に、(前回の世界恐慌のレベルで)景気が悪い今このタイミングで、何故、そんな医療権制度改革や炭素税などの不況を呼び込んでしまうような政策をやらかしてしまったんだ? と言われているんです。
ティーパーティー運動が示すように勿論その政策の中身の是非も問われてはいるんだけども、それと同じ位、時期・タイミングの問題でもあるんですよね。


そうするとやっぱり個人的には以前の日記で書きましたけど、ほんともう、何でこの時代にオバマ大統領が生まれてきちゃったの? 感がすごい。
もう少し後かあるいはもう少し前ならばオバマ大統領の政策も受け入れられたかもしれないのに、何故こんな殆ど最悪に近い、悪いタイミングでオバマ大統領だったんでしょうね。歴史ってひどい。