2012年版『世界の10大リスク』

まだ微妙にお正月進行。


http://eurasiagroup.net/pages/top-risks-2012
ということで毎年恒例のeurasiagroupさんちの今年の『世界の10大リスク』だそうです。そういえば2010年版では『日本の政権交代』が入ってて微妙に話題になってましたよね。振り返ってみてリスクになっていましたでしょうか?

1 The End of the 9/11 Era
2 G-Zero and the Middle East
3 Eurozone
4 US
5 North Korea
6 Pakistan
7 China
8 Egypt
9 South Africa
10 Venezuela

http://eurasiagroup.net/pages/top-risks-2012

へーなるほどなるほど。まぁ概ね皆さんの実感通り、といった所なんじゃないでしょうか。
一位として挙げられている『ポスト9・11の時代』では、そのグローバリゼーションが進んだ結果としての全世界規模での経済(及び政治)の一体化――「繁栄と安定」だけでなく「不安定と困窮」をもすばやく伝播させていく、というやっぱり以前から言われていた話ではあるんでしょう。しかし9・11によって小休止されていたものがより危うい形となって復活しつつある。それこそ9・11時代の前にあった、東アジア通貨危機やロシアのデフォルトなど、もし再び現在それが起きれば前回以上の動揺を、文字通り世界全体にもたらすのではないか、と。
二位に関しては『Gゼロ』という一言で全て説明されてしまうのでしょう。冷戦時代からの「二極→一極→零極」と進行するに従って見事にどんどん混沌さが増していっているのは一体どういうことなんでしょうね。
三位以下については略。


ともあれ2012年を迎えてますます、手が空いてしまった人、追い詰められつつある人、準備が整いつつある人、等々様々な「現状維持ではやっていけない」という人が増えてきたのかなぁと。そりゃ『分水嶺』も近いわけですよね。