泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ。

脱原発のみなさまにとっては今年の夏は勝負の夏ですね! 


坂本龍一・大江健三郎さんも…脱原発集会で訴え : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
坂本龍一が反原発運動で「たかが電気」発言 ネットで「電気で儲けた人が言うか」と疑問の声 (1/2) : J-CASTニュース
都内で「さようなら原発」集会、17万人参加 写真18枚 国際ニュース:AFPBB News
へー。「たかが電気」ですって。いやまぁ、楽しそうで何よりであります。とはいえエコやらロハスやらをこじらせてしまった人が一気に反文明主義にまでいって中道派の人たちをどん引かせてしまうのはルソー先生*1以来の、私たち人類のはしかのようなものなので、いつもの光景といってはそれまでなんですけど。


しかし個人的にはそろそろあの善意溢れる赤い人たち*2を思い出さずにはいられません。

我々は独自の世界を建設している。新しい理想郷を建設するのである。
したがって伝統的な形をとる原発はいらない。東電も関電もいらない。
たとえ親であっても、脱原発の毒と思えば微笑んで殺せ。
今住んでいるのは新しい故郷なのである。
我々はこれより過去を切り捨てる。


泣いてはいけない。
泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。


笑ってはいけない。
笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ。

新世界を待望する人というのはやっぱりどこか同じ顔をしてしまうのかなぁと。
ともあれ、とりあえずは今年の夏を――笑ったり泣いたりせずに――乗り切ればその覚悟を正しく提示できるのでがんばってください。「アジア的優しさ」ならぬ「脱原発的な優しさ」に満ち溢れるといいですよね。


あ、僕は今日の暑さでもう「ギブアーップ!(AA略」です。まじむりー。