反原発のみなさまの投票先、が発見されたそうで

もういっそのこと『脱原発実現党』にすれば良かったのにね。


嘉田新党:脱原発軸に「非維新」結集狙う− 毎日jp(毎日新聞)
ということで一部の人たち待望の『(即時)脱原発』を掲げる党が登場したそうで。
反原発のみなさまの投票先 - maukitiの日記
ちょうど5ヶ月くらい前の日記で「いやぁ反原発な人は一体何処に投票するつもりでしょうね?」と書いていましたけども、なんとかかんとか彼らの期待に応える――民主党は裏切り者だし自民党は論外だし維新は挫折したし――政党が現れて、大変喜ばしいことなのではないでしょうか。おめでとうおめでとう。
実際、これで彼らは事実上の不戦敗を避ける事ができそうなわけで。
――逆説的に不戦敗ではなくなってしまうと文字通り『民意』によってそれが否定されてしまうことにもなりかねないので正直諸刃の剣ではあるんですけども。しかし今から言っても鬼が笑うし詮のないお話ではあります。


いやまぁ個人的にはその三本柱たる前者二つ『反増税』も『反TPP』もまぁそれは一つの政策としてアリだとは思いますけども、一方でどう見ても『脱原発』は政策ではないよなぁとも素朴に思ってしまいます。 
ぶっちゃけ『脱原発』の旗の下に連合するのって『幸福実現』の旗の下に連合するのと基本的には同義だよね、とは正直思いますけどもやはりめでたいので別に気にしないことにします。


さて置き、そんな『幸福実現』と同じレベルで掲げる人は解っているのか解っていないのか僕にはさっぱりなんですが、そりゃ日本だけでなく世界中の少なくない人たちだって皆脱原発できるものならそうしたいと思っているんですよね。過去にはチェルノブイリやスリーマイルという事故はやっぱりあったわけで。それこそヨーロッパでもアメリカでも「原子力発電はなんとなくコワイ」というのはほとんど共通してある民意でもあります。3・11以降の日本だけが特別なわけでは絶対にない。だからこそ(少なくとも自由民主主義社会な)世界中のどこでも原発は代表的な『NIMBY(俺の裏庭に建てるのはやめてくれ)』の一つであるのでした。
しかし、そんな民意があっても尚、世界の発電事情は現状のようになっている。
今回の彼らにはそんな現状を一発逆転し覆せるほどの説得力を持った政策が何かあるのかなぁと。いやまぁ具体策が無くても選挙に勝てるのは前回の某マニフェスト云々で証明されたお話ではあるんですけども。二匹目のドジョウを狙う人びと。


まぁその意味では正しく前回民主党の成功に習った真っ当な後継者たる政党と言えるのかもしれませんよね。正統民主党