『地滑り』大国ニッポン

最早私たちの日常風景に。


衆院選2012 : 衆院選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ということで自民・公明の両党で320超の3分の2を確保したそうで、まぁ大勝といっていいのではないでしょうか。振り子が再び自民へ。まぁ『振り子』だけに当然の帰結ではありますけども。
しかし今回で2005年・2009年に続いて三回連続。地滑り過ぎです。この辺はあの小泉さんの功罪なのかなぁと。今度書きたい。


朝日新聞デジタル:投票率は59%前後 戦後最低の可能性も 衆院選 - 政治
たぶん有権者は寝てるんじゃないかな - maukitiの日記
まぁ個人的には「有権者は寝てるだろう」という先月の予測が概ね当たっていたので満足ではあります。


さて置き、『脱原発』の敗北について。
そして自民党が笑う - maukitiの日記
こちらも先週の日記でも少し書いたんですが、そんなに『脱原発』が国民の生活にとって一番大事だと考えているならば、それこそ賛同者全員で一緒になってやれば良かったんですよ。しかしそんなことを言っておきながらバラバラに活動した結果、見事に『脱原発』票が割れ各個撃破されてしまっている。口だけで一番大事だと言っておきながら、実はやっぱりそれ以外にも譲れないものがあるので連帯できない人たち。気持ちとしては解りますけど、これほど解りやすい言行不一致もありませんよね。
――その一方で、むしろちゃっかり団結してみせたのが『保守』な人たちで、見事に民主に迫る勢いの第三党となった維新だったと。もしこのまま彼らがこの路線で次の参議院選まで勢いを維持することになったら、今後も色々と騒動のタネとなりそうだなぁと。
脱原発』の人がやるべき選挙戦略はこちらだったのに。分散していく左側の人と、集合していく右側の人。と考えるとまぁ歴史的にも色々面白いお話になったりする気もしますが。


その意味で、今後もこうした『地滑り』選挙が続くと考えた場合、では将来的に再び「非」自民が勝つ時に一体何処の党がそれを担うことになるのか考えると……まぁ色々イヤな予感がしてしまいますよね。
正直、現状でも自民党のウケイカが云々と言われていますけども、ぶっちゃけ真に恐れなければいけないのはそちらの方じゃないかなぁと少し思います。そうすると是非とも民主党にはこれから立ち直って頂きたいのですけども、今後の立ち位置がよくわからない感。


何はともあれ、関係各所のみなさんおつかれさまでした。