『アウトベジタブルズ』クリアした

ネトゲだけでなくセミラミスの天秤と同時進行だったせいで出遅れた感。こっちも今度書きたい。



ということでなんだかんだでずっとやり続けているキャラさんちの新作であります。うーん、まぁ、今回もそこそこ楽しめたかなぁと。個人的にはBBシリーズより好きです。なんだか大作RPGミニゲームにありそうなルールのカードゲーではありますが、シンプルなだけにゲーム内容としてはよくできていなかなぁと。
エロゲでカードゲームというと「ただただ強いカードだけ出してれば勝てる」な微妙ゲーも少なくありませんけども、きっちりデッキ構築から考える余地があるのは面白かったと思います。(初週で僕もやりましたけど)普通に適当にカード増やして出してるだけじゃ上手くいかない。
考えてやるゲーム、という意味ではひさびさの当たりだったと思います。


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上記の通り、概ね満足したゲームだったので、以下惜しいなぁと思う不満点――というかバランス改良案を中心に。

  • 単一ヒロインデッキが鉄板過ぎてゲーム的にどうなの
    • 簡単で鉄板構成なのが、どちらでもいいので一方のヒロインのレベルだけ集中して上げそのカードのみを使うデッキにすること。基本的にただ財宝を盗むよりも、過程のコンボでポイント稼ぐゲームであり、単一ヒロイン使用のコンボは狙いやすく稼ぎやすい以上そうしない理由がない。最終的に一方のヒロインの内の2種をLv5、情報収集Lv5、事前準備Lv3~程度まで上げれば最後までクリアできる。あと緊急回避用のスキルを一つだけ。
    • というか、両ヒロインを使ったポイント稼ぎがやっすいんですよねぇ。根本的に苦労に見合っていない。二人のコンビコンボとか威力を+1して評価ポイントも+100してもいいと思います。
    • 結果として二人の混合デッキにすることのメリットよりもデメリットの方が大きくなってる。そのせいか、シナリオ面というよりは、ゲーム的にヒロイン二人居る意味があんまりなくなっているのがアレです。
  • 直接対決はともかくライバルのお邪魔カードが極悪すぎる。
    • 根本的にリセット前提ゲーとなっている最大の理由は、ライバル妨害の効果が重すぎること。対決イベントは折角いいアクセントとなっているのに、お邪魔カードの存在がウザすぎて必要最低限以外で接触する意味がまったくない。お邪魔カードは威力を‐2にするか、場に出してもコンボの邪魔をしない仕様にするべきだったと思います。
  • スキルカード使うには手札5枚は少なすぎる。
    • 上記お邪魔カードを上手く回避するのが、スキルカードの存在ではあるんでしょうけど、その為に恒常的にスキルカードを用意するだけの意味があるかというと微妙なんですよねぇ。まず手札5枚だとスキルカードの入る余地がないんですよ。基本的に手札から場に出すカードで同一種効果を出すには三枚から必要なわけで。手札5枚のうちに同系統を三枚集める必要があるのに、そこにスキルカードを入れたら確率下がりまくり=デッキ構築の意味ないじゃないですか。
    • (ごく一部のピーキーな構成を除き)基本的にデッキ構築を考えれば考えるほど、スキルカードはなるべく入れない方が上手く回るという罠。


それ以外の部分に関しては概ねいつものキャラさんでした。次は雪鬼系の箱庭ゲーがいいなぁ。