「武器を捨てれば攻撃しない」とあの人たちは言った

これはいよいよ非武装中立の時代。


ガザ衝突ついに終結、長期停戦が発効 写真13枚 国際ニュース:AFPBB News
先日ようやくガザでの衝突が終わったそうで。どちらも勝利顔な辺り茶番感満載で、それでも、この平和は喜ぶべきことではあるのでしょう。まぁいつものごとく「平和は次の戦争の準備期間である」感はすごいわけですけど。よかったよかった。
時事ドットコム:ハマス、武装解除拒否=最高指導者「抵抗続ける」
ともあれ、基本的にはイスラエルさんちの立場としては一貫してハマスの脅威排除=武装解除を目指してきたわけでありますよね。その為にこそ、今回も彼らのトンネルに武器工場にと爆撃しまくった。ところが一方でこうしてハマスの側は絶対に武器を手放したりしないと決意している。

 【ガザ市(パレスチナ自治区)時事】イスラム原理主義組織ハマスの最高指導者メシャル氏は28日、拠点を置くカタールの首都ドーハで記者会見し、「誰もハマスから武器を取り上げられない」と述べた。ロイター通信などが伝えた。イスラエルとの今後の交渉で、ハマス武装解除を議題とすること自体を受け入れない立場だ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014082900088

まぁどちらの論理に与するかはともかくとして、この構図で愉快なのはそんなイスラエルさんたちの武装解除=平和実現というのは、結果的に私たち日本でも根強いカルト的人気のある「非武装による平和」とほとんど同じことを言っている点であります。まさに彼らは「(ハマスの)武器が無ければ平和になる」と言っていて、そしてその実現の為にこうして攻撃までしてみせた。
――いやまぁぶっちゃけ彼らにとって『平和』というのはどこまでいっても「イスラエルにとって」という大前提でしかないわけですけど。
ということで「武器を捨てれば平和になるのだ」論は今でも主張されるお話ではありますが、とりあえずガザで実証実験してみればいいんじゃないかな?


日本の非武装中立推しの人は是非がんばってみてください。今こそガザの平和のために「武器を捨てよう!」なんて。それイスラエルや!