ネットDE本音は(けっこう)災いのもと

失うモノが多い人にとっては特に。



ツイッターに400人以上の個人情報晒す 勤務先のセキュリティ会社が調査、謝罪 : J-CASTニュース
「ぱよぱよちーん事件」でエフセキュアがお詫び 日本スマートフォンセキュリティ協会にも飛び火? | ガジェット通信
ということで愉快すぎる大炎上劇となっているぱよぱよちーん騒動であります。

問題視されたのは、「レイシストをしばき隊」(現C.R.A.C.)の一員を名乗る男性のツイッターアカウントだ。

同アカウントは11月1日、はすみさんがFacebook上で公開したイラストに「いいね」やコメントを付けたとされるユーザーを「下衆な絵をもてはやしている下衆な連中」と批判し、400人以上の個人情報をリスト化して公開した。

ツイッターに400人以上の個人情報晒す 勤務先のセキュリティ会社が調査、謝罪 : J-CASTニュース

まぁなんというか、個人情報を晒すことで相手へダメージを与えようとしたら、見事にブーメラン突き刺さっちゃった感じではありますよね。正しく「自分がされたら嫌なこと」をしてやった素直な人なのだろうなぁ。そのまま反撃されちゃいましたけど。


もちろん実際の真偽は別として、しばしば言われる「ネトウヨニート」ってこうして見ると、そこそこ論理性を持つお話でもあるわけですよ。それは別に中の人への個人攻撃というだけでなくて、普通に社会的生活を送っていればそのような政治的発言をすることはリスクが伴うだろう=故にそんなことを言うのは社会生活から脱落しているニートに違いない、という素朴で(ある意味短絡的な)個人的背景への類推が存在しているから。
大抵の人は、もしあまりにもあけすけなネット上の発言が広くバレてしまったとき、失うかもしれないモノを持っている。


その意味で、今回の彼はまさにその通りだったわけですよ。明かされたぱよぱよちーんの中の人はそこそこいいポジションに居るくせに、ホント何でこんな脇が甘いことをしてしまったのか。もし本当に自身の活動に自信を持っていれば=失うモノなんてないと思っていれば、別にバレていようがそのまま堂々とできていたはずなのにね。
――ところが彼は、彼自身がそうした「バラされたらコイツらは困るだろう」という意思の下に情報公開したことを、そのままやり返された結果起きたのは見事に彼自身の逃走だった。
まぁ別にそれ自体は理解できますよね。だって今大きな問題となっているように、まさに彼には「失うモノ」があったわけだから。


さて、ならば一体彼自身は普段どう考えて、これまでああしたちょっとアレでアレな活動を自己正当化してきたのでしょうね? と考えると概ね二通りの解答があるかなぁと。

  • 自分の事はバレるはずがないと思っていた。
  • 自分にされるのは許されないが、しかし『悪』にその鉄槌を食らわせるのは正義だと考えていた。


この二択ならまだ前者の方がマシかもしれない。ただ短慮でバカなだけだから。しかし後者だとそれはまぁ一般に危険思想って言われるレベルです。
みなさんはいかがお考えでしょうか?