平時でなければ致命傷だったぜ

冷静と情熱の間のスウェーデン(ちょうど真ん中とは言ってない)


北欧に中東の難民⇒「早婚者は、人権保護のため配偶者と切り離します」⇒「少数派の異文化を尊重せよ」 - QUIET & COLORFUL PLACE- AT I, D.
うーん、まぁ、そうね。単純にめんどくさい話題というよりは、めんどくさい人たちが寄ってくる話題、なのがこうしたお話がまさに「めんどくさい」所なんですよね

わたしが解決策を提示するなら
「よく話し合ってください」
と。

北欧に中東の難民⇒「早婚者は、人権保護のため配偶者と切り離します」⇒「少数派の異文化を尊重せよ」 - QUIET & COLORFUL PLACE- AT I, D.

ド正論でもう他に言うことがない。話し合いと妥協で解決するのがベストではあるよね。おわり。




ともあれ、実際「平時」であれば話はそんな風に簡単に終わったとは思うんですよね。さすがにスウェーデンじゃフランスほど過激な「自由バカ」は多くないから。しかし現状のスウェーデンひいてはヨーロッパにはどう見ても平時にあるような冷静さはないでしょう。こうした難民(移民)に関する頭の痛いジレンマが、人目を引かないわけがない。
――するとこの話題を梃子に、あるいはいっちょ噛みすることで、自らの政治的正当性をついでに確認しようとする人たちが一杯登場することにもなる。
それこそフランスでも一大騒動になったスカーフ騒動も、基本的には学校と当事者生徒で「話し合い」で解決できた問題でしかなかったものが、結局フランス全土に大延焼してフランス全体=政治や裁判所まで巻き込む騒動となってしまったわけで。
更には早婚者の問題だけでなく、あれも、これも、と次々に別の事例へと延焼していくことになる。


相手を仮想敵に位置付け、それを攻撃することで自らの政治主張展開に利用する人たち。今回のような事例が、その「好機」であることはやっぱり間違いないですよね。反移民を盛り上げる分断工作としては、ぶっちゃけ効果的ですらある。
「こんな非人道的な結婚をしている難民を、我々は受け入れていいのか!」なんて。
本邦にも雨が降っても槍が降っても特定勢力の責任だと騒ぐ人たちは少なくありませんが、それはやっぱりどこでも似たようなモノなのだろうなぁと。
いやぁめんどくさい人たちですよね。



がんばれスウェーデン