「誠意は言葉ではなく金額」が概ね正しい理由

男と女のシグナリングゲーム。


【FF14】製作依頼で材料を要求されたら即お別れ!無償で作らないクラフターとは付き合えないhimechanの話 : じゅうよんにゅーす!
マルフォイ最低だな。
もちろん釣りの可能性は否定できないものの、ネトゲに限らず私たち半径数メートルの人間関係でも結構あるあるな話だとも思うので以下適当なお話。

無償で作ってくれるフレもいれば、材料費払わないと作ってくれないエオカレもいたってだけの話なんだけど

【FF14】製作依頼で材料を要求されたら即お別れ!無償で作らないクラフターとは付き合えないhimechanの話 : じゅうよんにゅーす!

ともあれ、まぁこのお話の核心はこの部分ですよね。正確に言い直せば、

無償で作ってくれる(私に対して配慮した)フレもいれば、材料費払わないと作ってくれない(私に対して配慮してくれない)エオカレもいたってだけの話なんだけど

【FF14】製作依頼で材料を要求されたら即お別れ!無償で作らないクラフターとは付き合えないhimechanの話 : じゅうよんにゅーす!

であるわけですよ。一方は「自分にそれだけの価値がある」と認識してくれているのに、エオカレはそれだけの対価を支払ってくれなかった。その彼のケチさ自体が問題なのではなくて「私のためなのに」ケチったのがここでは問題なんですよ。
ぶっちゃければ、私の自尊心を傷つけた、虚栄心を満たしてくれなかった、からこそ。


当たり前のお話として、人は粗末に扱われれば傷つく。では如何にして粗末ではないと相手に知らせる=シグナルを送るか、ということが円滑な対人関係の基礎的問題となるわけで。となると態度や言葉、そして行動で。
――もっとも解りやすく普遍的な基準を使うなら「金」となる。ちなみにこの点において「誠意は言葉ではなく金額」という某野球選手の言葉は真実なんですよね。相手に金を使うことが一番簡単で明示的なシグナルとなる。まぁやり過ぎると下品になってしまうんですけど。
上記リンク先の彼女への批判として言われている、貢物として金の価値を解っていないからこそ容易に要求しているんじゃないんですよ。むしろそうした人たちはFF14における生産職からの贈り物の(金銭的)価値をよく解っているからこそ、高額であればあるほど良しとする。だってそれはつまり自分自身が大事に思われていることと同義であるから。その意味で、これは「釣った魚にエサをあげるか?」というあるあるなお話でもあります。
ケチなエオカレはそこで相手への親愛の情を示そうとはしなかった。もしかしたら他の所で示していたのかもしれないし、そうではなかったのかもしれない。



といっても金で片付くなら話は簡単ですらあるんですよね。むしろここで単純に金で解決できないような人間関係(=夫婦や家族関係・あるいは上記金銭的価値を持ち出すと下品に見られかねない)なんかになると、相手を大事にしているというシグナルを送ることは単純にはいかなくなる。
大切に思う「だけ」じゃ足りない。
――しかし金を使えばいいってわけじゃない。
―――――私たちは相手への思いやりを示すためにどれだけのコストを支払うべきなのか?
一人では生きてはいけない私たち人間の、最大の問題の一つ。相手の負担が大きければ大きいほど、自分への価値が認められているというシグナルを感じられる私たち。


いやぁ人間って厄介ですよね。