無能のツケのツケのツケの……(以下無限ループ)

エンドレスなんとか。




JNN世論調査によると『安倍内閣支持率 51.7% (+5.5)』/『消費増税をやるなら反安倍の人たちにとってこれ以上の贈り物は無いだろう』『消費税を10%にするならば、内閣支持率も10%にするのが妥当』 - Togetter
前回通常日記なのに、ちょっと熱くなってしまって反省したので関連ネタ。アツクナラナイデ、マケルワ!
消費増税「この段階で決めることに全く理解できない。2度延期した状況と何も変わっていない」枝野代表 (1/2)
うーん、まぁ、そうねえ。
旧民主党時代の反省は?消費税増税を批判する野党の「自己矛盾」 - ライブドアニュース
旧民主党政権時の顛末を持ち出されてまぁ色々と批判されることも多いと思うんですけども、消費税増税反対派の僕としてはこれはそれなりに正論だとは思うんですよね。だからコレを政権批判として使うことも、野党として概ね適切な振る舞いでもある。


ただまあ、そうなると、将来考慮すべきシナリオ*1としては「再び」無能な現政権への批判票・嫌悪感によって次の政権交代が成される可能性でもあるわけで。まぁそれがロクでもない結果をもたらすのはご承知の通りであります。といってもここで重要なのは、というか日記の本題としては、何もあの旧「民主党」が無能だったのだ、という単純なお話だけではないんですよね。
いやむしろ民主主義政治どころか独裁政権打倒(クーデター含む)でも通用する、人類世界普遍のお話ですらあるかもしれない。


そもそも何でそうした敵失による政権交代が無残な結末になることが多いのかといえば、そりゃそのネガティブイメージから新しくやってくる政権の能力が度外視されるから当然のお話ですよね。新政権が実質的な無策――あるいはまったく夢みたいな政策であっても、それが前政権への批判票・その対抗馬というだけで許容されてしまう。民主主義政治で当然あるはずの、効果的で且つ実現性のある政策かきちんと検討される余地が生まれない。
かくして敵失による政権交代の後には、再びムノーな政権がやってくることが多々ある。
いやあ悲しいお話だよね。


もちろんこれは現状の安倍政権に対する批判的ポジションからも言えるわけで。といってもそれを認めることは民主党政権の無能さ(個人的にはさすがに全てが全てそうだったとは思いませんけど)を同時に認めることにも繋がるんですけど。
実際、安倍政権の成果云々はともかくとして、現状の政権支持の内訳を見る限りほとんどそのままでしょう。何で安倍政権が続くかというと、積極的支持ではなく消極的支持から。かつては政権を取ったはずが、今では期待される野党が居ないってつまりそいういう理由なわけで。


無能な政権は今ある害悪というだけでなく、次の害悪ある政権を生み出す可能性があり、その次もまた同じように祟っていく……。なんという負の連鎖。一体どうすればこのエンドレスエイトなループから抜け出せられるんだ。


うーん、やっぱ民主主義政治って欠陥制度なのでは?

*1:といっても現状ではあまりにも自民党参院でも勝ちすぎてしまったために、衆参「両方で」負けるまではそれなりに長く時間はかかる。だからこその余裕=消費税上げの強行とも言えるんですけど。