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コロナ禍にある現代日本社会に『天使と悪魔』を見る私たち

私たちの目に映るのは天使か、あるいはコウモリ悪魔か。


【独自】「誰でも何度でも予約可能」ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
脆弱性を突く手口、IPA「見つけたらまず開発者やIPA窓口に報告して」 ワクチン予約システムの欠陥巡り - ITmedia NEWS
ということで前回の通常日記でも少し触れたガバガバ予約システムを見ての適当なお話。

 IPAでは脆弱性を報告する専用窓口を設置し、情報提供を求めている。

 予約システムの欠陥を巡っては、AERA dot.の記者が17日に公開した記事の中で、でたらめな番号を予約システムのフォームに入力しても予約が取れてしまうことを、実際のシステムで確かめたと記載。記事に具体的な手口があったことから「架空予約を誘導している」と報道に疑問を呈する声も上がった。

 この他、データベースを不正に操作する攻撃手法である「SQLインジェクション」が予約システムに対して可能という情報も流れたことから、脆弱性など欠陥を第三者が見つけた際の取り扱いについてネット上で議論が起きていた。

脆弱性を突く手口、IPA「見つけたらまず開発者やIPA窓口に報告して」 ワクチン予約システムの欠陥巡り - ITmedia NEWS

ガバガバなシステムを作った人たちが一番悪いというのは、まず大前提として。


ついでに今回の件のサマリーについては、上記スレッドのような専門家のいう話を聞いておけばいいとして。


しかしその上で、いつものような右や左などのイデオロギーなポジションを越えて、それを報道したことの是非と賛否が割と意見が割れているのは、まぁ端から見ている分にはすんごい面白い光景だよなあと。
これは何をどうしたって面白いに決まってますわ。
ポップコーンのパクパク止まりませんわ。
Vやねんですわ~~~。




ともあれ、ここで面白おかしく議論が分かれている点は、単純に広く報道することととIPAに報告することどちらが『公益』に適っているのか、という点だけでなく、それを為している行為者たちの『真意』という表面的に見えない部分が問題になっている、からじゃないかと個人的には考えているんですよね。
本当に「公益になると信じて報道しているのか?」なんて。
つまるところ、我々は同じ光景を見ていながら、それぞれ別の意図を見てしまっている。
まるでエッシャーの『天使と悪魔』のだまし絵のように。


重要なのはエッシャーの絵そのままに、概ねどちらも事実であるという点でしょう。
社会の木鐸を自称する新聞が公益に資するとそうするのは理解できるし、一方で(この日記でも散々揶揄してきたように)特にAERAなどがまぁ扇動的報道を行ってきたのも事実でもあるわけで。
かくして我々は、今回もそこに見えない真意を類推しようという気持ちが働き、結果的にそこに天使や悪魔の姿を見るようになる。

  • (いつものように)彼ら彼女らは公益を考えて報道することにしたのだろうか?
  • (いつものように)あるいは売れれば良かろうと報道することにしたのだろうか?

それぞれに違う「(いつものように)」という場所から見るせいで、それぞれ違うモノ――どころかまるで正反対のモノが見えてしまう。
結局のところ、今回の件について見解や意見が相違するのはこういう構図じゃないかと思うんですよね。
人間社会のどこにでもある「お前の態度が気に入らない」という無敵の論理の極北にあるもの - maukitiの日記
以前書いた日記に通じるお話でもありますけども、まぁ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という次元にまで行かないのであれば、今回の件も許容できる範囲の『だまし絵』な構図でもあるんじゃないと。
天使が見える人も、悪魔が見える人も、みんな違ってみんないい。


ということで今回の朝日や毎日の報道の是非について。
みなさんは天使と悪魔、一体どちらの姿が見えたでしょうか?