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印象操作をするのが仕事です。

顧客が望んでいそうなことを言う人たち。



最近のマイブームになっていて、ちょくちょく日記を書き続けている『印象操作』ネタの一端がまた出てきて面白いなあ。


うーん、これはフェイクニュースとまではいえないよね。
でも、印象を操作していないかというと……?




駆り立てるのは保身と危機感、画面に横たわるのは空の棚 - maukitiの日記
印象操作、トランプが先か? マスメディアが先か? - maukitiの日記
十分に発達したPV稼ぎは、陰謀論やなりすましyoutuberと見分けがつかない - maukitiの日記
これまで何度か日記を書いてきて、ようやく現代社会の角度がまた少し解ってきたなあと個人的に思っているんですが、
つまるところ、こうした既存マスメディアの人たちがやっていることって、ほとんどそのままトランプが陰謀論を繰り広げることで印象を操作していることと、まぁそっくりで面白いと思うんですよね。

 ――強烈な個性のトランプ大統領ですが、そのコミュニケーションの特徴は何ですか。
 一言でいうと「ガスライティング(gaslighting)」、つまり「誤った情報で相手を操作する」ことです。ウソの情報を与えることで、混乱させたり記憶を疑ったりさせ、次第に認識を変えさせていく手法ですね。


 ――ウソが基本スタイルということですか……。具体的には?
 リズムのよいフレーズを重ねてたたみかける、ウソの情報を組み合わせて印象操作をする、といったメッセージ性が強い発信の仕方をしています。

トランプVSバイデン、初の直接対決へ 討論会の注目は - アメリカ大統領選挙2020 [アメリカ大統領選2020]:朝日新聞デジタル

どちらもが、その印象を操作することの「正しさ」を確信している。
印象操作しているのではなくて、隠されていた真実を伝えているだけなのだ! なんて。

 世界70カ国超にメンバーがいるとされるのがQアノンだ。エリート層らで形成する「ディープステート(闇の政府)」が印象操作を進め世界を牛耳っているとの世界観を持ち、トランプ氏が闘っているとして支持している。

トランプ支持、世界へ拡散 | カナロコ by 神奈川新聞

 要するに、今回の大統領選挙で、大規模な不正があったという証拠はどこにもない。

 しかし、トランプ信者はそうしたファクトチェックを信じない。印象操作に過ぎないとして、トランプが繰り返し語るウソを信じ込む。私は3日かけて、全米からワシントンDCに集まったトランプ信者に話を聞いたが、決定的な証拠がなくても、彼ら全員、選挙で不正があり、トランプが大統領に再選されるべきだと心から信じているのである。

新たな「恥辱の日」となった「2021.1.6」:横田増生 | 【特別連載】米大統領選「突撃潜入」現地レポート | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

本邦含め、何で世界中にこのバカげたトランプ支持の輪が広がっているかって、上記にもあるようにそもそも「自分たちが印象操作されている」という点が出発点であるからでしょう。


実際「印象を与える」というのは人々を自発的に(ここ重要)動かす為に、重要な要因でもあるわけですよ。
直接的に行動せよと叫ぶのではなく、相手に自分で考えて行動したと間接的に誘導するために、印象を操作する。
買占め騒動が話題の時には空の棚を写し、コロナ緊急事態の時には人混みの駅といった写真を用意し、心の琴線に触れウケるフレーズを考えることで人びとを動かす。
HPVワクチンは危険です。あとはみんな自分で考えてね♪
これこそジャーナリズム。
報道の使命。



かくしてトランプも反トランプも、両者がともに――自分たちのことを棚に上げながら――相手を「印象操作している!」と批判することになる。
いやあクッソハラショーな光景だよねえ。
僕個人がどう見ているかと聞かれると……、まぁ僕としてはどちらも、真実とウソの情報を組み合わせて印象操作をしていると思うよ。
その思惑という点でまた議論が荒れそうなお話でもありますけど。
こちらは以前から書いているように主流メディアをも巻き込んだ『ディープステート』ではなく、ひたすら目先の利益重視の『売らんかな』派であります。だからこそ前回の通常日記でも、上げ底弁当やハリボテサンドイッチと同じ構図だと書いたわけで。





その意味で言うと、やっぱりトランプも、そして既存マスコミもやっていることは同じだと思うんですよね。
聴衆の印象を操作しようとする人たち。
正しくマーケティングしている勤勉な人たち。
おそらくトランプは(誤用的な意味での)確信犯であろうし、一方で正義に燃えるマスコミの人たちは(正しい意味での)確信犯でもある。
ということで、やっぱりトランプを憎むマスメディアってかなりの部分で同族嫌悪が大きいと思うんですよね。
『印象操作』という手法は同じながら、これまでのリベラルな既存メディアがやってきた印象とはまるで異なる世界観を提示しているから。


この日記の本題としては「どっちもどっちwww」と冷笑したいからこの日記を書いたというよりは、
おそらくこの印象操作の覇権争いは現代民主主義社会ではほとんど永遠のモノと今後も続いていくことへの諦観なんですよね。
だってそのどちらも民主主義政治に必要不可欠なモノでしょう。
マスメディアはその本質的役割から私たち視聴者の印象を操作しようとすることをやめることはありえないだろうし、
逆に選挙に臨む政治家たちは、まさにトランプのように私たち有権者の聞きたいことを語るだろうから。


だからおそらくこんな印象操作の覇権争いは、例えば自由なメディアが存在しない中国には初めから存在しない。
それが良い事なのか悪い事なのか。
まぁ私たち欧米的価値観に暮らしている人たちは悪いことと答えるのでしょうね。中国国民の多くは、アメリカの惨状を笑いながら、いやそうでもないと答えそうですけど。


お互いに印象操作をしていると批判し合う民主主義政治の不毛な光景について。
でもしかたないよね。だってどちらもそれが仕事なんだもん。


印象操作と反マスコミとポピュリストの三身合体。より強い悪魔ができそうだね!
みなさんはいかがお考えでしょうか?