軍事

「戦争のない国には発展もない」のマジレスを考える日記

久々にマジレス日記。 今の日本は平和すぎる。戦争のない国には発展もない:マジキチ速報|2ちゃんねるまとめブログ 彼にとって『戦争』状態と対極にあるのが『萌え文化』と考えている辺りはなんだか微笑ましいとは思います。なぜそれを二者択一にしてしま…

世はまさに大軍拡時代

一人では軍縮王にもなれそうにない私たち。 中国の脅威、衛星破壊やサイバー攻撃…英戦略研 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) アジアの軍事費が初めて欧州超えへ、中国軍拡などで=報告書| ワールド| Reuters ということで毎年恒例のイギリスの国際戦略研…

救うべきか救わざるべきか?

そんなよくある道徳のジレンマについて。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34651 ということで未だに虐殺の続くシリアさんちであります。まぁなんというか例の安保理決議の合意失敗によってすっかり「打つ手無し」の状態に陥ってしまいましたよね。こ…

核保有国であるが故に焦るイスラエル

昨日の日記のタイトルである「持たざる者の強さ」を書いた時、じゃあ逆に「持っている者の弱さ」って何だろうと考えた際にふと連想した、まさに「持つが故に弱い」なイスラエルさんちのお話。 http://www.cnn.co.jp/world/30005581.html イラン大統領「核開…

名実ともに『戦争を終結させた』大統領

いつだって戦争は「始めるよりも終わらせる方がずっと難しい」なんて言われてもいるわけですし。そんな難しい仕事を何はともあれ実現させたオバマさんについて。 米軍最高司令官としてのオバマ大統領、世論が支持 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News また色々…

「All's fair in love and war」な人たち

リアル常在戦場な人たち。 イラン核科学者が爆弾攻撃で死亡、政府「イスラエルと米国の仕業」 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News まぁコワイ。最近の盛り上がりと合わせてこれは非常事態くるで! (2010年1月)テヘランで爆発、イランの核科学者が死亡 写真5…

恋と戦争は手段を選ばず

ウォルツァー先生がその著書*1の中でこの台詞を連呼してたのを思い出しました。 http://alfalfalfa.com/archives/4653187.html ラブプラスすごいなぁ。 で、そんな未来に進みまくっているラブプラスを見てなんとなく思い浮かんだのが、先日書いたアメリカの…

いつか見た『PKK』の風景

『PKK』=ネットゲーム(MMORPG)において、PKを専門に殺す人のこと。PKKerとも。 PKKとは - はてなキーワード 先日の日記でも無人機による空爆の話を書きましたけど、今度は陸の方の話。 「まるでゲーム」、ジョイスティックが変えた米軍のアフガン前線 写真1…

「ここで殺っちまった方が後腐れないだろ」

どっかの映画で悪役の下っ端などが言いそうなセリフ上位に入りそうなお言葉。ついでに死亡フラグでもありますよね。大抵これを言うと失敗した挙句に本人が死ぬ。オバマファミリーの掟。 CNN.co.jp:チェイニー前米副大統領「大統領は過去の批判を撤回すべき…

『レッド計画』の時代背景について

激しく今更な話ではありますけど、個人的な復習がてらに。間違ってたらやさしく教えてください。 アメリカには第2次大戦の数年前までイギリスを潰す計画もあった | ギズモード・ジャパン 『レッド計画』ですって。へー。まぁ一部オタクの人には欠かせない基…

いつもの『注視する』宣言の一種です

なんかすごい盛り上がってたシビリアンコントロールのお話。 防衛相「安保は素人、これが本当の文民統制」 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 一川防衛相が2日、自らを「安全保障の素人」と称したうえで、「これが本当のシビリアンコントロール(文民統…

これは国連にとっては小さな一歩だが云々

しかし一つの世界連邦を夢見る人たちにとっての偉大な飛躍となるかもしれないお話。 PKO、武力行使も容認…安保理議長声明採択へ : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会が26日、平和維持活動(PKO)に関…

核開発国家を巡るよくある悲喜劇

オーストリッチな人びとのお話。 時事ドットコム:核保有シミュレーションを=石原都知事が主張 東京新聞:都知事、核保有の模擬実験は可能 「3カ月でできる」:政治 そうですかそうですか。えー、まぁ、うん、なんというか毎度おなじみアレなおじいちゃんで…

この余白はそれを書くには狭すぎる その2

それはもうめんどくさい「正戦論」のお話。ちなみにその1は「創造論対進化論」でした。 asahi.com(朝日新聞社):米空軍、核ミサイル発射担当将校にキリスト教で聖戦教育 - 国際 へーという感じです。へー。今時『聖戦』だなんてアメリカさんロックなことや…

「国から戦士を失くせば平和になるのですか?」「いいえ、違います、道になるのです」

「雪が溶けたら何になる?」調で是非。もしくはフルーツバスケットっぽく。 村ぐるみで男の赤ちゃん殺害、部族戦争止めようと10年間 パプアニューギニア 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News うわーすくえないはなしだー。おわり。 女性たちの話では、戦士とな…

アメリカがコソボ紛争から学んだもう一つの教訓

一昨日の日記の続き的なお話。アメリカが微妙にしかやる気を出していない理由と、そしてそれしか出さない理由について。 オバマ米大統領、リビア空爆の成果を強調 カダフィ大佐追放には消極姿勢 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News / WSJ日本版 - jp.WSJ.com …

「戦争は社会を変える」の一例

よく「戦争は人間を進歩させる」とか言いますけど、その全部とまではいかなくても、しかし半分位は事実ではあるんですよね、なお話。 同性愛者の入隊規制を撤廃、米大統領が法案に署名| Reuters http://www.47news.jp/news/2010/12/post_20101222234602.html…

何故「経済的合理性は戦争を抑止する」という思想が生まれたのか

あるいは、近代自由主義的見解の限界、のお話。 インスパイアされたのはいつものリアリズムと防衛ブログさんの所の記事である、 経済で戦争は防げるか――『The Costs of Conflict』 - リアリズムと防衛ブログより。 本書「THE COSTS OF THE CONFLICT」で述べ…

現代兵士たちの悲哀

より道徳的であろうとする故に苦しむ人たち。 http://www.cnn.co.jp/usa/30001170.html 報告は、精神疾患は米国民全体の問題であるが、現役兵士の間で激増している背景にはイラクとアフガニスタンの戦争による心理的損傷があると指摘。特に心的外傷後ストレ…

よしならば「世界の警察」を呼んでくれ

いつもの様式美のお話。 米国の無人機による攻撃は国際法違反か、法律専門家の見解対立 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 同教授は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)を追うのは軍ではなく警察などの法…

マクガフィンなものの一例「尖閣諸島問題」

過去何度もメモメモっと思いながらすぐに忘却の彼方へといってしまういつか使いそうだけどでも日常じゃ全く使わない言葉を今度こそ忘れないように適当なネタと関連付けて書いておこう日記。 マクガフィン(MacGuffin, McGuffin)とは、何かしらの物語を構成…

かつての「異常な」時代と、現在の「いつもの」時代

ということであの節目の時から9年目。 そういえばイギリスの国際戦略研究所が出している2010年版『戦略概観』で面白い事言ってました。 各国が自国の利益を主張する保護主義的なアプローチの台頭を警告した。同日記者会見したチップマン所長は「複雑化する問…

インドネシアに無くて日本にあったもの

盛り上がってる尖閣諸島のお話。 中国政府、漁船船長逮捕は「荒唐無稽・違法・無効」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100909-OYT1T00925.htm 【北京=関泰晴】東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の日本領海…

次のノーベル平和賞はキミだ!

ということで普天間基地撤去を求める高校生の会ツイート (@hutenma1) | Twitterを見ていて思った、次の軍縮へのステップのお話。 戦略兵器の軍縮で行われたかつて「海軍休日」と呼ばれたワシントン・ロンドン条約下や、第一次戦略兵器削減条約(STARTⅠ)から始…

アメリカの諜報機関はウソツカナイ

イランのあれ、書こう書こうと思いながら本日21日まで平和に過ぎたのでとりあえずまぁ良かったですね、的なお話。 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100815-OYT1T00264.htm http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100814/erp1008141930003-n1.htm だ…

「アメリカ支配」という皮肉で幸運な世界

最善の選択肢が無い国際関係に生きる私たち、のお話。 http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080701000720.html こうした事例に対して「アメリカだって似たようなことをやっている」とか「アメリカも中国も大差ない」と指摘する事は確かにできるし、そして…

「中核的利益」とかつての「カーター・ドクトリン」

以前書いた、 中国さんちのグレートゲーム - maukitiの日記 抗議の応酬よりも怖い沈黙 - maukitiの日記 などから至る、ある意味で必然の結果でもある中国さんちのお話。 米中関係、にわかに緊張 米産業界は北京に猛反発、南シナ海でも… WEDGE Infinity(ウェ…

二つの「いつかと同じ過ち」を恐れるアメリカ

少し前から話題になっているアフガニスタン戦争のウィキリークス流出問題。でもそれって実は恐れているのは、単純にベトナムの失敗を思い出しているだけ、なわけではないんですよね。そんな問題から見るアメリカさんちの二律背反のお話。 Opinion & Reviews …

抗議の応酬よりも怖い沈黙

ポジショントーク気味な「まんじゅうこわい」な話ではなくて、むしろリアルに「中国こわい」なお話。 http://mainichi.jp/select/world/news/20100727k0000m030122000c.html 中国すごい。 「洋上対決」は前日、同じ海域で10隻以上の中国漁船団が操業したの…

私は暴力に対して一つの武器しか持っていなかった。それは

そろそろ鎮静化してきた気がするので、なんか異様に拡散してたユーゴ紛争についてのあれのお話。 http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1351.html http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1352.html http://mudainodqnment.blog35.fc2…